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L21D
FMV DESKPOWER L21Dの電源修理
- 2007-12-26 (水)
- こんなんできるんですか?
電源の故障で立ち上がらなくなったこいつが、うちには3台ある。
3台とも電源?
ということで検索してみたら案の定、かなり電源トラブルが多い機種のようだ。
こいつの電源BOXは、AcBel製のAPI2PC10というタイプ
御覧のように特殊な形をしている上に、本体が液晶ディスプレイ一体型であるため、液晶用電源コネクタも付いているため、通常規格のATX電源では替えが利かない。
かといって同じものを入手する方法もない。
このような融通の利かなさから、個人的に一体型の製品は嫌いだ。
しかもメーカ修理に出そうものなら、べらぼうな修理代を要求されることは間違いない。
富士通はパーツの販売も徹底して行わない。
一度ノートPC用のキーボードのパーツ提供をめぐってサポートともめたことがあるが、頑として譲らなかった。
このような融通の利かなさから、個人的に富士通は好きではない。
だからと言って廃棄してしまうのはあまりにもったいないということで、電源の修理に挑戦することにした。
以下修理手順(マネをする場合は自己責任でお願いします。事故が起こっても責任は負いません。下手すると火を噴くよ。)
一体型というやつは、たかが電源を取り外すだけだというのに、やたらといろんな所を外す羽目になるのだが、ここは割愛し、電源を取り外したところから・・・
早速蓋を開けてみる。
赤丸を付けているところの3つの電解コンデンサをご覧いただきたい。
正常なコンデンサに比べて、てっぺんの部分が膨らんでいる。
実はコレ、3台とも同じ症状なのだ。
粗悪品のロットを使ってしまったのか、もしくはここに負荷がかかってしまうような設計ミスなのか・・・
どちらにしてもリコールされてもくらいに思う。
分解したところがこれ
半田ごてを使って問題の電解コンデンサを取り外す。
基盤には、C46 C49 C52と書いてある。
C46 : 470μF 25V
C49 : 1000μF 16V
C52 : 1000μF 10V(2009/01/23追記)
C18 :1000μF 6.3V にもダメージがあったとの報告あり(2009/01/28追記)
C51 : 2200μF 10V にダメージで再発
対応する部品を購入し取り付ける。
電解コンデンサには+-の向きがあるので間違わないように(基盤の穴の+側には+と書いてある。そして足の長いほうが+)
取り付けが終わったのでバラバラのままテストをすることに(これは危険を伴うのでおススメしない)
ATX電源は14番ピンとCOMをショートさせれば通電させることができるので、この状態でテスト
おっ、FANが回っている。治ったか?
出力側にテスターを当ててみると、5V系も12V系も正常に出力されている。
成功だ!
興奮を抑えつつ、元通り組み直し(これが結構大変。基盤がなかなかボディに入らない)パソコン本体に組み込んで、スイッチオン。
「ぶーーーーん。かちかち」
画面に表示されるFujitsuロゴを確認し、思わずガッツポーズ。
社員全員に自慢して回ったことは言うまでもない。
さて、今回の修理では、測定機器などは一切使用していない。あくまでも目視によってコンデンサの変形を見極めての作業であるため、確実とは到底言えないし、また同じトラブルが起こる可能性も十分にある。
従って、お客様向けのサービスとしてこのような修理ができるわけではないことをご承知いただきたい。
ADD-inにとっての今回の収穫は、3台の貸し出し用マシンができたということくらいだろうか・・・
以上、最後まで読んでくださった方、ありがとう。
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